旦那様は仏様 ~もっとイチャイチャしたいんです~
「……すみません、変なこと聞いて」
「いいえ。何でも聞いてくださって構いませんよ」
「聡一さん……じゃあ、その、聡一さんは……」
「うん?」
「昨日……気持ちよかったですか?」

 美咲は自分のことでいっぱいいっぱいだったから、聡一は大丈夫だったのだろうかと今になって心配になっていた。

「はあ、まったく……ちゃんと気持ちよかったですから、そんな心配はなさらないでください。確かに何でも聞いていいと言いましたが、そんなにかわいいことばかり言っていると男の興奮を煽ってしまいますよ?」
「聡一さんも?」
「当たり前でしょう。あなたは時々私を仏か何かのように思っているようですが、私は好きな人にかわいいことを言われて欲情するただの人間です」

(仏様とか思ってたのばれてたの!?)

 聡一は本当に何でも見抜いてしまうらしい。

「そんなことまでわかってたんですか? ……だって、聡一さんすごく慈悲深くて、本当に仏様みたいだから」
「私は煩悩だらけの人間ですよ。初めてこのベッドに一緒に入った日も、あなたに触れたい気持ちを必死に抑えていたのですから」
「え? じゃあ、ずっと我慢してたんですか?」
「そうですね。ですが、同じ気持ちで向き合ってから進みたかったので、全然苦ではありませんでしたよ。隣にいるあなたを見ているだけでも私は幸せですから」
「聡一さん……じゃあ、これからはもう我慢しないでください」
「ですから、そういうかわいいことを言っていると私に襲われてしまいますよ?」

(雄な聡一さんやばすぎる……)

 普段は見られない聡一の欲を見せられて、美咲は一人興奮してしまった。
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