旦那様は仏様 ~もっとイチャイチャしたいんです~
美咲は千佳に初夜の成り行きを一通り話すと再び大きなため息をついた。千佳は美咲の話を聞いて、目を大きく見開いている。随分と驚いているようだ。
「いや、ゆっくりにも限度があるわ」
千佳の突っ込みに、その通りだと美咲は千佳の手を強く握った。
「でしょ? 千佳がわかってくれてよかったー。私がおかしいのかと思いはじめてた……」
「まあ、あんたが初心すぎて手出しづらいのかもねー」
それは大いにあり得ると思っていた。あちらは美咲の五つも上で美咲に比べて随分と大人だ。美咲にはまだ早いと思って何も手出ししてこないのかもしれない。
「やっぱり私がそういう雰囲気出してんのかな……?」
「うーん、どうだろう。それにしても進んでなさすぎる気はするけど」
「そもそもさ、聡一さんにそういう欲がない気もするんだよね……」
この説も美咲の中では有力だった。彼には一切の煩悩がないように見えるのだ。
「欲って、性欲?」
「はっきり言わないでよ!」
またダイレクトに口にする千佳に美咲は思わず非難の声を上げた。
「いや、ゆっくりにも限度があるわ」
千佳の突っ込みに、その通りだと美咲は千佳の手を強く握った。
「でしょ? 千佳がわかってくれてよかったー。私がおかしいのかと思いはじめてた……」
「まあ、あんたが初心すぎて手出しづらいのかもねー」
それは大いにあり得ると思っていた。あちらは美咲の五つも上で美咲に比べて随分と大人だ。美咲にはまだ早いと思って何も手出ししてこないのかもしれない。
「やっぱり私がそういう雰囲気出してんのかな……?」
「うーん、どうだろう。それにしても進んでなさすぎる気はするけど」
「そもそもさ、聡一さんにそういう欲がない気もするんだよね……」
この説も美咲の中では有力だった。彼には一切の煩悩がないように見えるのだ。
「欲って、性欲?」
「はっきり言わないでよ!」
またダイレクトに口にする千佳に美咲は思わず非難の声を上げた。