旦那様は仏様 ~もっとイチャイチャしたいんです~
聡一との楽しい食事を終えて店を出ると、美咲はどうやって彼を引き留めようかと頭をひねらせていた。今いる場所はショッピングモールだから、いくらでもその言い訳はあるはずなのに、ノープランだと何も言葉が出てこない。早く言わないとこのまま帰る流れになってしまうとひやひやしていたら、美咲の考えなどお見通しと言わんばかりに聡一から提案してくれた。
「腹ごなしに少しぶらぶらしませんか?」
「ぶらぶら?」
「はい。折角ここまで出てきたのですから、いろいろと見てまわりませんか?」
「いいんですか?」
「はい、もちろん。どこか見に行きたいところはありますか?」
「じゃあ……雑貨を見に行ってもいいですか?」
「はい。行きましょう」
きっと美咲の顔は緩みきっていたことだろう。聡一がこんなにも美咲と一緒の時間を持とうとしてくれたことが嬉しくてたまらなかった。
「腹ごなしに少しぶらぶらしませんか?」
「ぶらぶら?」
「はい。折角ここまで出てきたのですから、いろいろと見てまわりませんか?」
「いいんですか?」
「はい、もちろん。どこか見に行きたいところはありますか?」
「じゃあ……雑貨を見に行ってもいいですか?」
「はい。行きましょう」
きっと美咲の顔は緩みきっていたことだろう。聡一がこんなにも美咲と一緒の時間を持とうとしてくれたことが嬉しくてたまらなかった。