旦那様は仏様 ~もっとイチャイチャしたいんです~
二人で生活雑貨の店に足を向け、あれやこれやと話しながら見てまわる。何かを買う目的で来たわけではないから、本当にただぶらぶらと見てまわっているだけだが、それでも楽しくて仕方ない。聡一といれば、何気ない時間も愛しい時間に様変わりしてしまうのだ。
「ああ、かわいいですね。美咲さんそういうのお好きでしょう?」
美咲は猫をモチーフにした小鉢を手に取っていた。耳の部分がちょこんと尖っている。まさに美咲好みの食器だった。
「はい、すごくかわいいですよね」
「じゃあ、記念に買って帰りますか?」
「え? でも……」
家にはすでに十分な数の食器がある。わざわざ新たに買う必要などない。だから、美咲は欲しいと思っても素直には頷けなかった。
「今家にあるものは私が買ったものばかりですから、美咲さん好みのものもあったほうがいいでしょう?」
「……本当にいいんですか?」
「はい。あなたが選んだものが家に並ぶのはとても嬉しいですよ。あそこはもうあなたと私、二人の家ですからね」
聡一の言葉に胸がキュンキュンする。あの家が美咲の居場所でもあるのだと言い聞かせてくれているようでとても嬉しい。美咲はもう彼の優しい言葉に甘えてしまおうと思った。聡一はそうしたほうがいつも喜ぶ。結局二人は美咲が気に入ったその小鉢とそれと同じデザインのレンゲをセットで購入した。美咲はもう今からそれを使うのが楽しみで楽しみで仕方なかった。
「ああ、かわいいですね。美咲さんそういうのお好きでしょう?」
美咲は猫をモチーフにした小鉢を手に取っていた。耳の部分がちょこんと尖っている。まさに美咲好みの食器だった。
「はい、すごくかわいいですよね」
「じゃあ、記念に買って帰りますか?」
「え? でも……」
家にはすでに十分な数の食器がある。わざわざ新たに買う必要などない。だから、美咲は欲しいと思っても素直には頷けなかった。
「今家にあるものは私が買ったものばかりですから、美咲さん好みのものもあったほうがいいでしょう?」
「……本当にいいんですか?」
「はい。あなたが選んだものが家に並ぶのはとても嬉しいですよ。あそこはもうあなたと私、二人の家ですからね」
聡一の言葉に胸がキュンキュンする。あの家が美咲の居場所でもあるのだと言い聞かせてくれているようでとても嬉しい。美咲はもう彼の優しい言葉に甘えてしまおうと思った。聡一はそうしたほうがいつも喜ぶ。結局二人は美咲が気に入ったその小鉢とそれと同じデザインのレンゲをセットで購入した。美咲はもう今からそれを使うのが楽しみで楽しみで仕方なかった。