極秘の懐妊なのに、クールな敏腕CEOは激愛本能で絡めとる
二葉は唇を尖らせながら、ドアに内側から鍵をかけた。
こうして同棲後初めて迎えた朝は、少々不満なまま過ぎていった。
奏斗が用意してくれた朝食と昼食はつわりでも食べやすく、完食できた。
(おかげで今日は仕事がはかどりそう)
自分の部屋でパソコンを立ち上げて、メールチェックをする。そこに出版社からのメールを見つけてドキンとした。
イギリス滞在中にメールでレジュメを送った出版社だ。
ドキドキしながらメールを開く。
【先日はレジュメをお送りいただき、ありがとうございました】で始まるそれを、ドキドキしながら読み進めた二葉は、【栗本さんに翻訳をお願いしたいと考えています】という文字を見つけて、椅子に座ったまま両手を突き上げた。
「やったぁーっ!」
小説の、それも大好きな恋愛ファンタジー小説の翻訳をするという夢が初めて叶ったのだ!
(どうしよう、すごく嬉しい!)
二葉は両手を頬に当ててその場で身もだえしそうになったが、【栗本さんからお引き受けいただける旨のご返信をいただいてから、詳細を決めさせていただきたいと思います】と書かれているのに気づき、震える手で返信ボタンをクリックした。本当は今すぐにでも翻訳を始めたいくらいだが、ひとまず気持ちを落ち着かせて、丁寧に返信を打つ。
こうして同棲後初めて迎えた朝は、少々不満なまま過ぎていった。
奏斗が用意してくれた朝食と昼食はつわりでも食べやすく、完食できた。
(おかげで今日は仕事がはかどりそう)
自分の部屋でパソコンを立ち上げて、メールチェックをする。そこに出版社からのメールを見つけてドキンとした。
イギリス滞在中にメールでレジュメを送った出版社だ。
ドキドキしながらメールを開く。
【先日はレジュメをお送りいただき、ありがとうございました】で始まるそれを、ドキドキしながら読み進めた二葉は、【栗本さんに翻訳をお願いしたいと考えています】という文字を見つけて、椅子に座ったまま両手を突き上げた。
「やったぁーっ!」
小説の、それも大好きな恋愛ファンタジー小説の翻訳をするという夢が初めて叶ったのだ!
(どうしよう、すごく嬉しい!)
二葉は両手を頬に当ててその場で身もだえしそうになったが、【栗本さんからお引き受けいただける旨のご返信をいただいてから、詳細を決めさせていただきたいと思います】と書かれているのに気づき、震える手で返信ボタンをクリックした。本当は今すぐにでも翻訳を始めたいくらいだが、ひとまず気持ちを落ち着かせて、丁寧に返信を打つ。