極秘の懐妊なのに、クールな敏腕CEOは激愛本能で絡めとる
「子どもの頃はウエディングドレスとかチャペルに憧れもあったけど……今はドレス姿を見てほしい人がいないもの」
「二葉……」
奏斗がいたわるような声を出した。二葉はハッとして言う。
「あ、ごめんなさい! 奏斗さんはCEOだし、やっぱり結婚式とか披露宴とか必要だよね?」
「いや、二葉が乗り気でないなら無理して挙げなくていい」
「本当にそれでいいの?」
「ああ。二葉の気持ちと体が最優先だから」
「ありがとう」
奏斗が二葉の手を離し、二葉は左手を持ち上げた。薬指の輝きは、信じられないほど美しい。
「本当にステキ。いつも奏斗さんにもらってばかりで……申し訳ないです」
奏斗は小さく息を吐いた。
「どうして申し訳ないなんて思うんだ? 二葉は俺にとびきりのプレゼントをくれたじゃないか」
「えっ……プレゼント?」
思い当たる節がない。
「俺の家族だよ」
奏斗は愛おしそうに二葉のお腹にそっと右手で触れた。
「あ……そうか……。でも、赤ちゃんは奏斗さんからの贈り物でもあるんだよ」
二葉は奏斗の大きな手の上に自分の手を重ねた。
「待ち遠しいな」
奏斗の言葉を聞いて、二葉は「あっ」と声を上げる。
「エコー写真をもらってたの!」
二葉はバッグからエコー写真を出して奏斗に見せた。
「二葉……」
奏斗がいたわるような声を出した。二葉はハッとして言う。
「あ、ごめんなさい! 奏斗さんはCEOだし、やっぱり結婚式とか披露宴とか必要だよね?」
「いや、二葉が乗り気でないなら無理して挙げなくていい」
「本当にそれでいいの?」
「ああ。二葉の気持ちと体が最優先だから」
「ありがとう」
奏斗が二葉の手を離し、二葉は左手を持ち上げた。薬指の輝きは、信じられないほど美しい。
「本当にステキ。いつも奏斗さんにもらってばかりで……申し訳ないです」
奏斗は小さく息を吐いた。
「どうして申し訳ないなんて思うんだ? 二葉は俺にとびきりのプレゼントをくれたじゃないか」
「えっ……プレゼント?」
思い当たる節がない。
「俺の家族だよ」
奏斗は愛おしそうに二葉のお腹にそっと右手で触れた。
「あ……そうか……。でも、赤ちゃんは奏斗さんからの贈り物でもあるんだよ」
二葉は奏斗の大きな手の上に自分の手を重ねた。
「待ち遠しいな」
奏斗の言葉を聞いて、二葉は「あっ」と声を上げる。
「エコー写真をもらってたの!」
二葉はバッグからエコー写真を出して奏斗に見せた。