極秘の懐妊なのに、クールな敏腕CEOは激愛本能で絡めとる
奏斗はいら立ちを抑えたような低い声を出す。
「何度も言いましたが、俺は大槻ホールディングスを継ぐつもりはありません」
「負け惜しみだな」
義兄の言葉を聞いて、二葉はついに我慢ができなくなった。
(なんなの、この人!)
怒りにまかせて言葉をぶつけたいが、あとあとのことを考えると、それはまずい。
だからといって黙ってはいられない……と思ったとき、いい方法を思いついた。ここは自分らしく好き放題に語ってやり過ごそう。
二葉はにっこり笑って義兄に話しかける。
「奏斗さんは生まれてくる子の性別にこだわりはないみたいですよ。私、奏斗さんに性別を知りたいか訊いたことがあるんです。そしたら奏斗さん、なんて答えたと思います? 『生まれるまで楽しみを取っておいてもいいし。それに、どっちだって二葉に似てかわいい子になるはずだ』って言ったんですよ!」
話しているうちに熱が入って、次々に言葉が出てくる。
「でも、私は奏斗さんに似た方がいいなって思ってるんです。だって、奏斗さん似ですよ? 想像してみてください! 目はぱっちりして鼻筋が通ってて、きっとすっごくかわいいはずです! でも、私が奏斗さんに似た方がいいって言ったら、奏斗さんってば『どっちに似てもかわいい』なんて言ってくれて!」
「何度も言いましたが、俺は大槻ホールディングスを継ぐつもりはありません」
「負け惜しみだな」
義兄の言葉を聞いて、二葉はついに我慢ができなくなった。
(なんなの、この人!)
怒りにまかせて言葉をぶつけたいが、あとあとのことを考えると、それはまずい。
だからといって黙ってはいられない……と思ったとき、いい方法を思いついた。ここは自分らしく好き放題に語ってやり過ごそう。
二葉はにっこり笑って義兄に話しかける。
「奏斗さんは生まれてくる子の性別にこだわりはないみたいですよ。私、奏斗さんに性別を知りたいか訊いたことがあるんです。そしたら奏斗さん、なんて答えたと思います? 『生まれるまで楽しみを取っておいてもいいし。それに、どっちだって二葉に似てかわいい子になるはずだ』って言ったんですよ!」
話しているうちに熱が入って、次々に言葉が出てくる。
「でも、私は奏斗さんに似た方がいいなって思ってるんです。だって、奏斗さん似ですよ? 想像してみてください! 目はぱっちりして鼻筋が通ってて、きっとすっごくかわいいはずです! でも、私が奏斗さんに似た方がいいって言ったら、奏斗さんってば『どっちに似てもかわいい』なんて言ってくれて!」