極秘の懐妊なのに、クールな敏腕CEOは激愛本能で絡めとる
「じゃあ、姉さんと義兄さんのどちらが後を継ぐかはまだわからないのか」
奏斗の言葉に、彼の母が茶目っ気のある表情で言う。
「あら、あの二人じゃないかもよ? 二人以外にも優秀な社員は大勢いますからね。そのうちの誰かが継ぐかもしれないわ」
「なるほど。姉さんも義兄さんも、うかうかしてられないってわけだ」
奏斗の言葉に社長夫妻は楽しげな笑い声を立てた。
「ところで、二葉さん、今何週なの?」
夫人に訊かれて、二葉は背筋を伸ばして答える。
「十七週に入ったところです」
「そうなのね。奏斗から聞いたのだけど、とてもご苦労なさったのでしょう? 困ったことがあったら、私たちを本当の親だと思って、遠慮せずに頼ってちょうだいね」
社長夫人は柔らかな笑顔を浮かべて二葉を見つめた。その眼差しがとても優しくて、二葉は胸がじぃんと熱くなった。夫人の言葉にも、妊婦でも気兼ねなく口にできる紅茶やクッキーを用意してくれたことにも、社長夫妻や佳乃の気遣いと思いやりが感じられて、涙が出そうになる。
「ありがとうございます」
二葉は瞬きを繰り返してどうにか涙を散らした。
「そうだわ、二葉さんはイギリスにいらしてたんでしょう? お話を聞かせてちょうだい。私たちがロンドンに行ったのは、もう十年も前のことなのよ」
奏斗の言葉に、彼の母が茶目っ気のある表情で言う。
「あら、あの二人じゃないかもよ? 二人以外にも優秀な社員は大勢いますからね。そのうちの誰かが継ぐかもしれないわ」
「なるほど。姉さんも義兄さんも、うかうかしてられないってわけだ」
奏斗の言葉に社長夫妻は楽しげな笑い声を立てた。
「ところで、二葉さん、今何週なの?」
夫人に訊かれて、二葉は背筋を伸ばして答える。
「十七週に入ったところです」
「そうなのね。奏斗から聞いたのだけど、とてもご苦労なさったのでしょう? 困ったことがあったら、私たちを本当の親だと思って、遠慮せずに頼ってちょうだいね」
社長夫人は柔らかな笑顔を浮かべて二葉を見つめた。その眼差しがとても優しくて、二葉は胸がじぃんと熱くなった。夫人の言葉にも、妊婦でも気兼ねなく口にできる紅茶やクッキーを用意してくれたことにも、社長夫妻や佳乃の気遣いと思いやりが感じられて、涙が出そうになる。
「ありがとうございます」
二葉は瞬きを繰り返してどうにか涙を散らした。
「そうだわ、二葉さんはイギリスにいらしてたんでしょう? お話を聞かせてちょうだい。私たちがロンドンに行ったのは、もう十年も前のことなのよ」