極秘の懐妊なのに、クールな敏腕CEOは激愛本能で絡めとる
そう思ったのだが、彼に案内されたのはホテル内の写真館だった。フォトウエディングスタジオという案内が出ている。
「大槻様ですね。お待ちしておりました」
グレーの制服を着た受付の女性が、二人を見てにこやかに微笑みかけた。
「奏斗さん? お祝いってディナーじゃなかったの?」
二葉はわけがわからないまま奏斗を見た。奏斗は二葉に向き直って言う。
「ディナーより先にやりたいことがあるんだ。二葉はドレス姿を見せたい人はいないって言ったけど、俺は見たい」
「あっ」
奏斗の言葉に二葉はハッとした。
「それに、二葉のご両親もきっと見たいと思っているはずだよ」
奏斗は言って、ビジネスバッグから写真立てを取り出した。それは二葉がリビング・ダイニングに飾っていた両親の写真だった。
「勝手に持ち出してごめん。でも、どうしても二葉を喜ばせたくて――」
「奏斗さん」
二葉は思わず奏斗に抱きついた。涙が込み上げてきて、彼の胸に顔を押しつける。
「奏斗さん、奏斗さん」
二葉が泣いているのに気づいて、奏斗は二葉の背中をポンポンと撫でた。
「さあ、涙を拭いて。二葉に似合うドレスを選ぼう」
「……うん」
(なんて優しい人なんだろう……)
二葉は目元を拭って顔を上げた。温かな光を浮かべた彼の瞳と目が合って、またもや涙が込み上げてくる。
「大槻様ですね。お待ちしておりました」
グレーの制服を着た受付の女性が、二人を見てにこやかに微笑みかけた。
「奏斗さん? お祝いってディナーじゃなかったの?」
二葉はわけがわからないまま奏斗を見た。奏斗は二葉に向き直って言う。
「ディナーより先にやりたいことがあるんだ。二葉はドレス姿を見せたい人はいないって言ったけど、俺は見たい」
「あっ」
奏斗の言葉に二葉はハッとした。
「それに、二葉のご両親もきっと見たいと思っているはずだよ」
奏斗は言って、ビジネスバッグから写真立てを取り出した。それは二葉がリビング・ダイニングに飾っていた両親の写真だった。
「勝手に持ち出してごめん。でも、どうしても二葉を喜ばせたくて――」
「奏斗さん」
二葉は思わず奏斗に抱きついた。涙が込み上げてきて、彼の胸に顔を押しつける。
「奏斗さん、奏斗さん」
二葉が泣いているのに気づいて、奏斗は二葉の背中をポンポンと撫でた。
「さあ、涙を拭いて。二葉に似合うドレスを選ぼう」
「……うん」
(なんて優しい人なんだろう……)
二葉は目元を拭って顔を上げた。温かな光を浮かべた彼の瞳と目が合って、またもや涙が込み上げてくる。