極秘の懐妊なのに、クールな敏腕CEOは激愛本能で絡めとる
「あの、いただいたエコバッグ、生成りの生地に優しい色がよく合っていて、ステキなデザインだと思いました」
二葉は素直に思った感想を述べた。それを聞いて、男性の笑みが大きくなる。
「ありがとうございます。実はまだ作ったばかりで、周囲の反応がわからなかったんです。そう言ってもらえて嬉しいです」
コティリードン・コーポレーションとはなんの会社ですか、と二葉が尋ねようとしたとき、男性のスマホが短い振動音を立てた。メールかメッセージが届いたのだろう。
(スーツを着てるんだから、仕事中だったのかも)
長話をするのは申し訳ないと思って、二葉は話を切り上げることにする。
「ありがとうございます。大切に使いますね」
二葉の言葉に男性は一度頷き、カウンターに向き直ってスマホを手に取った。
二葉は一番気になっていた恋愛ファンタジー小説以外をすべてエコバッグに入れた。思った通り、十四冊入れても余裕がある。
(本当にありがたいな)
チラリと左側を見ると、男性は真剣な表情でスマホの画面をゆっくりとスクロールしていた。
やはり仕事中だったようだ。
二葉は親切な男性とのステキな出会いに感謝しつつ、本を開いた。
二葉は素直に思った感想を述べた。それを聞いて、男性の笑みが大きくなる。
「ありがとうございます。実はまだ作ったばかりで、周囲の反応がわからなかったんです。そう言ってもらえて嬉しいです」
コティリードン・コーポレーションとはなんの会社ですか、と二葉が尋ねようとしたとき、男性のスマホが短い振動音を立てた。メールかメッセージが届いたのだろう。
(スーツを着てるんだから、仕事中だったのかも)
長話をするのは申し訳ないと思って、二葉は話を切り上げることにする。
「ありがとうございます。大切に使いますね」
二葉の言葉に男性は一度頷き、カウンターに向き直ってスマホを手に取った。
二葉は一番気になっていた恋愛ファンタジー小説以外をすべてエコバッグに入れた。思った通り、十四冊入れても余裕がある。
(本当にありがたいな)
チラリと左側を見ると、男性は真剣な表情でスマホの画面をゆっくりとスクロールしていた。
やはり仕事中だったようだ。
二葉は親切な男性とのステキな出会いに感謝しつつ、本を開いた。