【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます
グレイシャーの長くサラサラとした毛を堪能しながら、考えていると表情に出ていたのかグレイシャーが早く行った方がいい、と言いたげにフランチェスカの背を押した。
「でも、グレイシャー……」
グレイシャーの蒼瞳はセレニティを真っ直ぐに映している。『大丈夫』と言われている気がした。
そしてグレイシャーの視線の先に白銀の毛に埋もれているシュネーに目を向ける。
かなり疲れているのかまだ眠っているシュネーを抱えながらフランチェスカは立ち上がった。
そしてグレイシャーに挨拶をしてからフランチェスカは会場に向かって走り出した。
やはりフランチェスカの予想通り、もう舞踏会は終わってしまっていた。
端の方に停まっているエディマーレ男爵家の馬車を見つけて、足早に人混みを通り抜けていく。
フランチェスカが御者に声を掛けて馬車に乗ると中にいたヤナがフランチェスカの姿を見て悲鳴を上げた。
「ちょっとヤナ、叫んだりしてどうしたの?」
「ど、どうしたのではありません!それはこちらのセリフです……!」
「どういうこと?」
「フランチェスカお嬢様、ご自分の姿を見てくださいませ!」
「でも、グレイシャー……」
グレイシャーの蒼瞳はセレニティを真っ直ぐに映している。『大丈夫』と言われている気がした。
そしてグレイシャーの視線の先に白銀の毛に埋もれているシュネーに目を向ける。
かなり疲れているのかまだ眠っているシュネーを抱えながらフランチェスカは立ち上がった。
そしてグレイシャーに挨拶をしてからフランチェスカは会場に向かって走り出した。
やはりフランチェスカの予想通り、もう舞踏会は終わってしまっていた。
端の方に停まっているエディマーレ男爵家の馬車を見つけて、足早に人混みを通り抜けていく。
フランチェスカが御者に声を掛けて馬車に乗ると中にいたヤナがフランチェスカの姿を見て悲鳴を上げた。
「ちょっとヤナ、叫んだりしてどうしたの?」
「ど、どうしたのではありません!それはこちらのセリフです……!」
「どういうこと?」
「フランチェスカお嬢様、ご自分の姿を見てくださいませ!」