【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます
けれど今回、フランチェスカ自身をしっかりと見てくれているようで素直に嬉しかった。
フランチェスカはレオナルドになんて声を返せばいいかわからなかった。
しかしレオナルドはいつも通りの何食わぬ顔でこう言ったのだ。


「俺のことを少しでも好きになってもらえるように、これから努力する。俺はフランチェスカ嬢を諦めるつもりはない」

「…………へ?」

「王都に戻ったら手紙を送る。グレイシャーの様子も気になるだらうから」

「えっ……と、はい」


レオナルドの言葉にフランチェスカは頷いた。
そのあとにグレイシャーやシュネーの話をはじめた。
フランチェスカを気遣ってのことだろうと思った。

(こ、こんなにレオナルド殿下にストレートに思いを伝えられたことがあったかしら……)

フランチェスカに余裕がなかったこともあるが、レオナルドからの想いに戸惑うばかりだ。
フランチェスカの脳の中では色々な考えがせめぎ合っていた。
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