【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます

けれど今回、フランチェスカがキャシディに騙されることはない。
そしてレオナルド殿下が洗脳されていると言って、キャシディが近づいた瞬間に彼は豹変した。
それにはキャシディが何らかの形で関わっているのではないかと思っていた。
グレイシャーがああなったことにキャシディが関係しているとは思いたくないが、確かめる価値はあると思った。

オルランド公爵邸に着くと何人かの令嬢達も招待されていたようで、緊張しているのか表情が強張っている。
フランチェスカ含めて五人ほどの令嬢が呼ばれたようだが、子爵令嬢や侯爵令嬢と特にキャシディと繋がりが深い訳ではないようだ。
令嬢達についてきた聖獣達も、心配そうにしている。
フランチェスカがさりげなくキャシディにお茶会に呼ばれた理由を聞いてみると、どの令嬢も『理由がわからない』と答えた。

フランチェスカはシュネーを抱え上げながらも門の前に足を進めた。
目の前には立派なオルランド公爵邸があった。
エディマーレ男爵邸の五倍くらいの広さはあるのではないだろうか。
赤い屋根に真っ白に塗られた壁と豪華な金色の装飾品で飾られている。金色のライオンの像がある噴水はオルランド公爵家を象徴しているように思えた。
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