【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます
フランチェスカが七歳の時、五歳になったマラキはもう長くはないだろうと医者に言われているのを聞いてしまったフランチェスカはマラキに元気になってもらいたい一心で花を持って行ったり、虫を捕まえて見せたりしていた。
しかし奇跡的に八歳まで生きてはいるが、すっかり衰弱してしまい、ベッドから起き上がることもままならなくなっていた。

フランチェスカがシュネーと契約してエディマーレ男爵邸に戻った。苦しむマラキの元にシュネーを連れて行ってはいつも『マラキの病気がよくなりますように』祈ると眩い金色の光が辺りを包み込んだのだ。


「姉上、なんだか胸の痛みがなくなった」

「え……?」

「きっと、姉上とシュネーが治してくれたんだよ」

「そうなの?シュネー、あなたすごいのね!」


あんなにも苦しんだマラキの病はシュネーの力によって瞬く間に完治したのだ。
シュネーは病を治す『癒しの力』を持っていた。
しかし大きな力を使った代償なのか、フランチェスカは高熱で寝込んでしまう。

だがフランチェスカはこの力を皆のために使いたいと思った。
それからフランチェスカはいつも仲良くしている街の人達の元に向かい、シュネーの力を披露していた。
シュネーは膝や腰の痛み、ずっと治らなかった病気まで何でも治すことができた。
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