【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます
そしてオルランド公爵を救おうとした聖獣も、その場でもがき苦しんでいる。
会場には逃げ惑う人々と悲鳴が響いていた。
黒い煙に触れた聖獣達は意識を失うようにしてぐったりとしている。
隣ではグレイシャーは鼻先から口元に皺を寄せて牙を剥き出しにしている。
目は吊り上がり今まで見たことがないほどに怒っている。
フランチェスカもキャシディの周りにある黒い煙のようなものが直感的によくないものだと気づく。
キャシディはオルランド公爵の様子をチラリと見ただけで、慌てることも心配して駆け寄ることもなかった。
すぐにフランチェスカへと視線を戻したキャシディは真っ直ぐにこあたらを睨みつけている。
フランチェスカは黒い煙の元に視線を送る。
すると先程、レオナルドが真っ二つにしたはずのマレーの体から溢れ出すように出ていることに気づいてレオナルドに声を掛ける。
「レオナルド殿下、マレーの体から黒い煙が飛び出してます!」
「俺には何も見えないようだ。公爵や聖獣達が倒れたのもその黒い煙が原因か?」
「はい。恐らく……」
フランチェスカの目の前で真っ黒な煙がまとまっていく。
そしてひとつの形を作る。
蛇のように細長くなったかと思いきや、徐々に実体化していく。
レオナルドが隣で「大蛇が……!」と呟いた。
どうやら黒い煙から出来上がった大蛇の姿は見えるようだ。
会場には逃げ惑う人々と悲鳴が響いていた。
黒い煙に触れた聖獣達は意識を失うようにしてぐったりとしている。
隣ではグレイシャーは鼻先から口元に皺を寄せて牙を剥き出しにしている。
目は吊り上がり今まで見たことがないほどに怒っている。
フランチェスカもキャシディの周りにある黒い煙のようなものが直感的によくないものだと気づく。
キャシディはオルランド公爵の様子をチラリと見ただけで、慌てることも心配して駆け寄ることもなかった。
すぐにフランチェスカへと視線を戻したキャシディは真っ直ぐにこあたらを睨みつけている。
フランチェスカは黒い煙の元に視線を送る。
すると先程、レオナルドが真っ二つにしたはずのマレーの体から溢れ出すように出ていることに気づいてレオナルドに声を掛ける。
「レオナルド殿下、マレーの体から黒い煙が飛び出してます!」
「俺には何も見えないようだ。公爵や聖獣達が倒れたのもその黒い煙が原因か?」
「はい。恐らく……」
フランチェスカの目の前で真っ黒な煙がまとまっていく。
そしてひとつの形を作る。
蛇のように細長くなったかと思いきや、徐々に実体化していく。
レオナルドが隣で「大蛇が……!」と呟いた。
どうやら黒い煙から出来上がった大蛇の姿は見えるようだ。