【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます
突然環境が変化したこともあり、フランチェスカは不安でいっぱいだった。
王太子であるレオナルドとの婚約が決まったためか、次の日から厳しい王妃教育が始まった。

マナーに国の歴史、貴族の名前を覚えたりとフランチェスカは毎日逃げ出したいくらい苦しい思いをしていた。
シュネーの力を調べるからと、フランチェスカはシュネーとも引き剥がされてしまい不安な日々。

王妃教育が終わるとフランチェスカのもとに次々と病人が送り込まれてくる。
寝ずに頑張っても一日に見られる人数には限りがあり、争いが起きて傷つく人もいれば、治癒が間に合わない人もいた。そんな日が毎日続き、心も体も疲弊し、家族と過ごした日々が恋しくなっていった。

そんなタイミングでレオナルドは公務に出かけてしまう。レオナルドがいなくなった途端、城にいる者達はフランチェスカとシュネーを利用しようと我先にと群がった。

病や怪我を治してほしいとフランチェスカの元を訪れる様々な人達は後をたたない。
そのお礼にと大量の金貨やドレス、宝石などが与えられた。
高級そうな家具や部屋、見たこともない豪華な食事にお姫様みたいなドレス。
全てフランチェスカが憧れているものだが、疲労感と苦痛に押し潰されてしまいそうだった今は、もうどうでもよくなっていた。
フランチェスカにはおしゃれを楽しむ時間も、自由に外を散歩する時間もないからだ。
< 22 / 235 >

この作品をシェア

pagetop