【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます
「グレイシャー、シュネーはいつになったら先程のような体に戻るのかしら」

『わからない。だが、フランチェスカが大きく関わっていることは確かだ』

「私が……?」


グレイシャーの言葉を聞いて信じられない気持ちだった。
だが先程、シュネーはフランチェスカの強い思いに反応して力を目覚めさせた。
何かきっかけがあれば元に戻るのではないかと語った。
そしてグレイシャーは『そろそろ時間か』と言ってフランチェスカの耳元で小さな声で呟いた。


『以前はフランチェスカとシュネーを守ることができなくてすまなかった。こうしてまた会えたこと嬉しく思う』

「え……?」

『ありがとう、フランチェスカ』

「グレイシャー、それってまさか……!」


グレイシャーがフランチェスカの問いかけにこれ以上、答えることはなかった。
だがグレイシャーの言葉から、レオナルドに剣で貫かれて命を落とした時に、こうしてフランチェスカとしてもう一度やり直すことができたのはグレイシャーのおかげではないかと思った。

(ありがとう、グレイシャー……)

こうしてフランチェスカはグレイシャー新しい道が開けたことに感謝していた。
目を覚ましたのかマラキやベネット、コルビンもこちらに駆け寄ってくる。
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