【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます
しかし今思えば、この時にもっとシュネーに気を配ってあげるべきだったのかもしれない。 
シュネーの症状は悪化するばかりで成す術なく治療は中止。
フランチェスカは久しぶりにシュネーに会えたことを喜んだが、すっかり弱り、苦しそうにしているシュネーをひとりにしてしまったことを後悔した。 
レオナルドはすぐにシュネーの状態を確認して必死に治療法がないか探してくれている。

シュネーとフランチェスカの治療を受けられなくなったことに不平不満が出ていた。
治癒の力はフランチェスカとシュネーが力を合わせて初めて発揮する特殊な力だと研究者達の調べでわかっていたため、シュネーがこうなってしまった以上、フランチェスカにはどうすることもできなかった。  

フランチェスカは部屋の隅に丸まっているシュネーに一日中、付き添って病が治ることを毎晩祈っていた。
レオナルドとグレイシャーは国境に異常をきたと報告を受けて、その原因を探るために一週間もの間も城に帰ってくることはないそうだ。
出発する寸前までレオナルドはシュネーとフランチェスカを心配していた。


「大丈夫、必ずシュネーはよくなる。今、治療法がないか探している」

「ありがとうございます……レオナルド殿下」
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