【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます
シュネーもそれを望んでいるような気がした。
そのお陰がフランチェスカとシュネーの噂は広がることはなく、代わりに『エディマーレ男爵領では奇跡が起こる』という噂があった。
この噂を利用して観光業にもプラスになったのも大きいだろう。

フランチェスカは買い物を終えて、外で待っていたヤナとポールを連れて泊まっている宿に戻った。
家族の元に向かう二人を送り出した後に、フランチェスカは町娘に変装するとグレイシャーについて情報収集を行い、ヤナとポールが戻るまでに宿に戻るということを舞踏会の日まで繰り返していた。

舞踏会当日、ヤナはフランチェスカの姿を見て首を捻る。


「フランチェスカお嬢様、やはりこのドレスは少し地味ではないでしょうか?」

「そうかしら?でもこの方が動きやすいでしょう?」

「大切なのは動きやすさではなく、フランチェスカお嬢様を幸せにしてくださる令息を見つけることです!」
 

確かにシンプルで目立たないかもしれないが薄水色のドレスは清楚で控えめに見える。
それになんといっても生地が薄くて軽いので動きやすいのである。
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