【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます
「な、何もないわ!緊張しているだけよ」
「…………本当ですか?」
「本当よ。エディマーレ男爵家のためにも、自分のためにも頑張りたいの」
フランチェスカはシュネーを持って立ち上がった。
「大丈夫よ、ヤナ」
フランチェスカがヤナに笑顔を向けながらそう言うとヤナは小さなため息を吐いた後にしゃがんでシュネーに視線を合わせてから口を開いた。
「シュネー、フランチェスカお嬢様をお願いね」
『ワンッ!』
「そんなに心配しなくても私は平気だから」
「そう言って、いつも無理ばかりなさって……!私は会場にはお供できませんから、しっかりなさってくださいね」
「わかっているわ」
「フランチェスカお嬢様にはきっと今日、素敵な出会いがある……そんな気がします」
「ふふっ、ありがとう」
ヤナに手を振りながらも城に着いたフランチェスカは、馬車から降りて、駆け出そうとするシュネーを抱えながら階段を進んでいく。
フランチェスカはエディマーレ男爵領にいて、最低限のお茶会やパーティーにしか参加したことがない。
訳あり令嬢のフランチェスカの姿が物珍しく感じるのか、周囲からはじっとりと観察するような居心地の悪い視線を送られていた。
「…………本当ですか?」
「本当よ。エディマーレ男爵家のためにも、自分のためにも頑張りたいの」
フランチェスカはシュネーを持って立ち上がった。
「大丈夫よ、ヤナ」
フランチェスカがヤナに笑顔を向けながらそう言うとヤナは小さなため息を吐いた後にしゃがんでシュネーに視線を合わせてから口を開いた。
「シュネー、フランチェスカお嬢様をお願いね」
『ワンッ!』
「そんなに心配しなくても私は平気だから」
「そう言って、いつも無理ばかりなさって……!私は会場にはお供できませんから、しっかりなさってくださいね」
「わかっているわ」
「フランチェスカお嬢様にはきっと今日、素敵な出会いがある……そんな気がします」
「ふふっ、ありがとう」
ヤナに手を振りながらも城に着いたフランチェスカは、馬車から降りて、駆け出そうとするシュネーを抱えながら階段を進んでいく。
フランチェスカはエディマーレ男爵領にいて、最低限のお茶会やパーティーにしか参加したことがない。
訳あり令嬢のフランチェスカの姿が物珍しく感じるのか、周囲からはじっとりと観察するような居心地の悪い視線を送られていた。