一つの夜が紡ぐ運命の恋物語を、あなたと
地面がアスファルトでないぶん、さっきより幾分か火照りも治った気がする。けれどすぐに酔いが覚めるわけもなく、まだフワフワした感覚でぼんやりと正面の植え込みを眺めていた。
(久しぶりに……酔っちゃったな……)
お酒が嫌いなわけではないが、普段はそう飲むほうではない。樹と飲むと途中で必ず止められるし、他の友人はお酒はあまり……という人間ばかりだ。自分で酔っていると自覚するほど飲んだのは短大生のとき以来かも知れない。
「お待たせ」
考えごとをしていると、いつのまにか大智が戻っていた。我に返り顔を上げると、ペットボトルの水を差し出された。
「とりあえず、これ飲んで?」
「……すみません、いただきます」
由依がそれを受け取ると、「隣に座ってもいい?」と大智は尋ねた。
「あっ、すみません。座ってください」
由依は少し横にずれる。
(久しぶりに……酔っちゃったな……)
お酒が嫌いなわけではないが、普段はそう飲むほうではない。樹と飲むと途中で必ず止められるし、他の友人はお酒はあまり……という人間ばかりだ。自分で酔っていると自覚するほど飲んだのは短大生のとき以来かも知れない。
「お待たせ」
考えごとをしていると、いつのまにか大智が戻っていた。我に返り顔を上げると、ペットボトルの水を差し出された。
「とりあえず、これ飲んで?」
「……すみません、いただきます」
由依がそれを受け取ると、「隣に座ってもいい?」と大智は尋ねた。
「あっ、すみません。座ってください」
由依は少し横にずれる。