一つの夜が紡ぐ運命の恋物語を、あなたと
(どうして急に、そんなことを言いだしたのだろう?)
本当は自分が、大智を巻き込んでしまったことを後悔し始めているのを、見透かされているようでドキリとする。
この行為に至ったことは後悔していない。こんなに優しさに溢れて思いやりのある大智と過ごしたこの夜を、きっと忘れることはないだろう。
だからこそ、好意を持ってしまう前に引き下がろう。そのほうが身のためだ、と由依は頭の片隅で思い始めていたところだった。
けれどそれ以上に、繋がり合い絡み合うその場所から湧き出る感覚に支配されていきそうだった。
「んっ……。大智……さ、ん……」
無意識に腰を揺らしながら由依は必死で言葉を紡ぐ。大智はそんな由依を愛おしげに見つめ唇を重ねた。押し付けられただけのそれが離れると、大智は目を細めた。
「……何?」
そう返しながら、また唇が触れる。今度は唇の端に、次は頰にと場所を変えて。
こんなことをされて、期待してしまいそうな自分を必死で咎める。この状況がそうさせているだけで、自分に好意があるわけじゃない。だからこれ以上望んでは駄目だと。なのに、大智の唇はどこまでも優しく由依に触れていて、揺らいでしまいそうになる。
本当は自分が、大智を巻き込んでしまったことを後悔し始めているのを、見透かされているようでドキリとする。
この行為に至ったことは後悔していない。こんなに優しさに溢れて思いやりのある大智と過ごしたこの夜を、きっと忘れることはないだろう。
だからこそ、好意を持ってしまう前に引き下がろう。そのほうが身のためだ、と由依は頭の片隅で思い始めていたところだった。
けれどそれ以上に、繋がり合い絡み合うその場所から湧き出る感覚に支配されていきそうだった。
「んっ……。大智……さ、ん……」
無意識に腰を揺らしながら由依は必死で言葉を紡ぐ。大智はそんな由依を愛おしげに見つめ唇を重ねた。押し付けられただけのそれが離れると、大智は目を細めた。
「……何?」
そう返しながら、また唇が触れる。今度は唇の端に、次は頰にと場所を変えて。
こんなことをされて、期待してしまいそうな自分を必死で咎める。この状況がそうさせているだけで、自分に好意があるわけじゃない。だからこれ以上望んでは駄目だと。なのに、大智の唇はどこまでも優しく由依に触れていて、揺らいでしまいそうになる。