【書籍1巻発売&コミカライズ進行中】悪女の汚名返上いたします!
さすがのセレーナも『ちょっとマズイ?』と思い、チラリと隣を見ればフェルナンが顔面蒼白になっていた。
王妃はこめかみを手で押さえ、はぁと重苦しい溜息をつきながらセレーナを睨むように見つめる。
「性格が急に変わって違和感を抱いてはいましたが……まさか、わたくしと数回しか会っていないのを良いことに、ベアトリスに身代わりをさせていただなんて。あぁ、なにから叱れば良いのか……王子はいつからこんなに愚かになったのでしょう」
言外に『お前のせいでフェルナンが阿呆になった』と王妃に責められている気がして、セレーナはうつむきながら怒りを抑えるのに必死だった。
「ひとまず、この件はわたくしが対応いたします。今後一切、勝手な行動はしないように」
冷ややかにフェルナンとセレーナを見た王妃は、犬猫を追い払うように『出ていけ』と手で合図する。
王妃の私室を出た直後、説教が終わってホッとしているセレーナの耳に、ふいに地を這うような恨めしげな声が飛び込んできた。
王妃はこめかみを手で押さえ、はぁと重苦しい溜息をつきながらセレーナを睨むように見つめる。
「性格が急に変わって違和感を抱いてはいましたが……まさか、わたくしと数回しか会っていないのを良いことに、ベアトリスに身代わりをさせていただなんて。あぁ、なにから叱れば良いのか……王子はいつからこんなに愚かになったのでしょう」
言外に『お前のせいでフェルナンが阿呆になった』と王妃に責められている気がして、セレーナはうつむきながら怒りを抑えるのに必死だった。
「ひとまず、この件はわたくしが対応いたします。今後一切、勝手な行動はしないように」
冷ややかにフェルナンとセレーナを見た王妃は、犬猫を追い払うように『出ていけ』と手で合図する。
王妃の私室を出た直後、説教が終わってホッとしているセレーナの耳に、ふいに地を這うような恨めしげな声が飛び込んできた。