授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜



 中に入ると、まず居間に通される。



「あ、お祖父様にお線香をあげてもいい?」

「もちろんよ! こっちよ」


 すると、隣の部屋に移動して隅に仏壇があった。祖父の遺影が見えて懐かしさを感じる。遺影の中でもなんだか偉そうにしていて笑ってしまった。

 仏壇のそばにある(りん)をりん棒を使い鳴らして合掌する。


「おかーさん、この人だれー?」

「ん、お母さんのお祖父様よ。愛菜からしたら、ひいお祖父様ね」

「ふーん……そうなんだ」


 そう言うと、興味がなくなったみたいでお父さんの方に行ってしまう。



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