授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜
「もちろん。お父さんたちには言っておくよ」
お母さんは微笑みながら言って私から離れた。それを確認して封筒の封を開ける。その中にある三つ折りの便箋を開いた。
まず最初に【史菜へ】と書かれていて、当たり障りない挨拶文。それに続くのは、今まで聞いたこともない謝罪だった。
祖父は全て知っていたんだ。
没落したのは【史菜】が悪いのではなく【私】が悪いのだと書いてあったから。
だから私が責任を感じる必要にないことが書かれていた。
「お祖父様が、滝脇の婿養子……?」