授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜



「もちろん。お父さんたちには言っておくよ」


 お母さんは微笑みながら言って私から離れた。それを確認して封筒の封を開ける。その中にある三つ折りの便箋を開いた。

 まず最初に【史菜へ】と書かれていて、当たり障りない挨拶文。それに続くのは、今まで聞いたこともない謝罪だった。

 祖父は全て知っていたんだ。
 没落したのは【史菜()】が悪いのではなく【(敬一郎)】が悪いのだと書いてあったから。

 だから私が責任を感じる必要にないことが書かれていた。


「お祖父様が、滝脇の婿養子……?」

< 207 / 209 >

この作品をシェア

pagetop