極上ドクターは再会したママとベビーを深い愛で包み込む
「早いとこ結婚して公にしたほうが、変な噂も立たずに済むんじゃない?」
理沙の言うことはもっともだと思い、小さくうなづく。けれど、こればかりは拓海さんと話し合わないと決められない。よりによって、私たちは今回もまた連絡先の交換を忘れてしまったのだ。茉由ちゃんも退院したから、今心臓外科が絡む疾患のあるベビーはGCUにはいないし、拓海さんと顔を合わせられるのがいつになるのかわからない。先が見えず、不安になる。
お昼過ぎて落ち着いた時間、師長が小走りでやってきた。
「小鳥遊さん」
彼女はなぜか声を潜める。
「十五時に院長室に来てほしいって」
「え?院長室ですか?」
「ええ。例の噂の件かしらねー。頑張ってね」
師長はニンマリと目を細め、私の肩をポンと叩いて去って行く。
師長にも噂は伝わっているのか……。なんだか恥ずかしい。
時計に目を遣れば、もう十四時五十分だ。
「理沙、ちょっと用事があって外すから、奏多くんのお世話ちょっとお願いしててもいい?」
「うん。行ってらっしゃい」
抱っこしていた奏多くんを理沙に託し、GCUを出た。
理沙の言うことはもっともだと思い、小さくうなづく。けれど、こればかりは拓海さんと話し合わないと決められない。よりによって、私たちは今回もまた連絡先の交換を忘れてしまったのだ。茉由ちゃんも退院したから、今心臓外科が絡む疾患のあるベビーはGCUにはいないし、拓海さんと顔を合わせられるのがいつになるのかわからない。先が見えず、不安になる。
お昼過ぎて落ち着いた時間、師長が小走りでやってきた。
「小鳥遊さん」
彼女はなぜか声を潜める。
「十五時に院長室に来てほしいって」
「え?院長室ですか?」
「ええ。例の噂の件かしらねー。頑張ってね」
師長はニンマリと目を細め、私の肩をポンと叩いて去って行く。
師長にも噂は伝わっているのか……。なんだか恥ずかしい。
時計に目を遣れば、もう十四時五十分だ。
「理沙、ちょっと用事があって外すから、奏多くんのお世話ちょっとお願いしててもいい?」
「うん。行ってらっしゃい」
抱っこしていた奏多くんを理沙に託し、GCUを出た。