イケメン御曹司は、親友の妹を溺愛して離さない


 えっ。す、好き!?


 わたしは、思わず硬直してしまう。


「西森さんは、一堂先輩のことが好きだって言っていたけど……自分の好きな女の子が彼氏に何股もかけられて遊ばれてるって思うと、どうも許せなくて」


 三原くんが鋭い目つきで、一堂くんを見据える。


「僕だったら、絶対にそんなことはしない」


 三原くんが自分のほうへとわたしの手首を引っ張ると、反対に一堂くんも掴んでいる手首を自分のほうへと引き寄せる。


 な、何これ。両手首をそれぞれ二人のイケメンに掴まれて。


 左右、両サイドからグイグイ引っ張られて……。これは一体、どういう状況?


 しかも一堂くんと三原くん、二人の間にはバチバチと火花みたいなものが飛んでいるようにも見える。


 そもそもどうして今、こんなことになってるの……?!


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