天帝の花嫁~冷徹皇帝は後宮妃を溺愛するがこじらせている~
もしも私に似た子が産まれてきたら、雲朔は狂喜乱舞して溺愛するような気がする。

雲朔の私への寵愛は変わらない。

むしろ、安心して素を出せるようになったからか、溺愛を隠そうともしない。

 大切にしてくれることは嬉しいし、変わらず愛してくれるのは満たされる。

でも、ちょっと盲目的というか、行き過ぎというか、ずれているところがある。

たとえば、普通は嫁に毎日、歯が浮くような甘い台詞を囁かないと思う。

 雲朔は、頭が良くて、強くて、かっこよくて、非の打ちどころもないくらい完璧で最高の夫なのだけれど、ちょっと変だ。

 他人に言ったら、『のろけですか?』と言われてしまいそうなのだけれど、そうじゃなくて、なんか、変わっている。

ちなみに亘々なら賛同してくれると思う。

雲朔のことをよく知らない人が聞いたら、という話だ。

 嫌とかではなくて、むしろそういうところも抜けているかんじがして愛しい部分なのだけれど……。
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