天帝の花嫁~冷徹皇帝は後宮妃を溺愛するがこじらせている~
 そんな私を拾ってくれたのが、娘々のお父様です。

 娘々のお父様は禁軍の大将軍というとても偉い方です。一銭の得にもならないどころか、迷惑にしかならない私を引き取り、仕事を与えてくれました。

 やんちゃ娘の面倒見役です。すでに娘々のお母様は病で亡くなっていたので、やんちゃ娘には相当手を焼いていたようです。

 私は長女で、田舎には小さい弟や妹の世話をしていたので、娘々とはすぐに打ち解けました。それに、拾ってくれた恩を返すべく、一生懸命働きました。

 それが、私の第二の人生の始まりです。

 それからは天真爛漫な娘々に振り回されながらも、楽しい毎日を送らせてもらっています。

 ここだけの話ですけど、娘々は私が男性に興味ないと思っているようですが、そんなことはないのです。昔からひっそりと想いを寄せていた方がいるのです。

 その方は私を拾ってくれて、新しい人生をくれました。もうこの世にはいないけれど、今でもお慕いしているのです。

内緒ですよ。
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