学校イチ人気者なアイドルに恋する私。を、なぜかそのお兄さんが愛してくるんだが。




遠慮をしなくなったこの男は、折れるという言葉を知らないみたいだ。

想像以上に我ってヤツを通してくるし、誰にも負けないと自信満々なルックスを使えるだけ使っておねだり。


今もサラッとウインクなんかして、どこぞのアイドルだよ。



「律ちゃん、ひとくちどーぞ」


「…大丈夫です」


「これほんと美味しいから。新商品なんだって」



それから本当に飲み物だけの私と、ドーナツとセットの藍さん。

甘い香り広がる店内で、女子高生より女子高生なことしてくる。



「どう?」


「…もちもちしてます。優勝」


「おめでとう優勝。…かっわい」



ぱくっとひとくち。

もぐもぐと咀嚼する私に向けられる、私にしか向けられない眼差し。



「ねー、私も早くあんなことしたいよーー!女友達と寄り道ばっかして2年が経過しちゃったんだけど…!!こんな予定じゃなかった!!」


「それはこっちのセリフな??幸せオーラだけ貰ってこ」


「だねだね!!」



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