学校イチ人気者なアイドルに恋する私。を、なぜかそのお兄さんが愛してくるんだが。




カップルに見えている。

私たちは、周りから見れば。


私も思うよ。
このひとに甘えればたぶん大丈夫って。

とりあえず考えることは後回しにして、もう預けちゃえよって。


ただ、私にその資格はない。



「好きだよ、律」


「………ごほっ」


「わ、ごめん噎せた?」



唐突すぎ。
もう分かってるし、わかってるから、十分。

………呼び捨てにするならするで統一しろ。



「あれっ、藍くんじゃん!」


「うそ~!こんなところで会えるなんて嬉しい~っ!」



そろそろ帰ろうかとショッピングモールの出口へ向かうと。


他校の制服。

たぶん同じクラスだったとしても仲良くできないタイプだな…と思ってしまった1軍女がふたり。


藍さんの名前を呼びながら想像どおりの反応をして駆け寄ってくる。



「ちょー久しぶりっ!去年の文化祭以来じ
ゃない?」


「元気してたー?も~、ぜんぜん連絡くれないんだもん!!リョーヤたちも怒ってたよ?」



さすが1軍男子。

顔の広さは芸能人、異次元。



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