政略婚姻前、冷徹エリート御曹司は秘めた溺愛を隠しきれない

「私、思うんです。お義母様は貴俊さんを心から愛していたんだって。貴俊さんを置いて家を出たかもしれませんが、それは決して愛情がなくなったからじゃないって」


お腹に命が宿った今だから、明花にはよくわかる。
まだ小さいのに、途方もなく愛しい存在だから。


「そうだな。俺も今そう考えてた」
「命を授けてくれてありがとう」
「俺のほうこそありがとう、明花。最高のクリスマスだ」


貴俊は明花のお腹に慎重に手をあてた。
かけがえのない想いがそこから伝わってあたたかい。

明花は自分の手を彼に添えた。
これからは三人で、幸せなときを過ごしていく。


「メリークリスマス」


互いに囁き合いながら唇を重ねた。


おわり
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