御曹司は初心な彼女を腕の中に抱きとめたい
「あのさ、これからも時々一緒に食事しないか? 俺も食べるの好きだし、お互いひとりよりふたりの方が美味しく食べれると思うんだけど。あ、もちろん無理にとは言わない。気が向いた時というか」
私が断りやすいように伝えてきてくれる彼の言葉に私は気持ちが弾むのがわかった。
「私もそうしたいです。ふたりで食べたらいつもより美味しかったです。もちろんここの味もあるんですけど」
「良かった。じゃ、連絡先を交換しよう」
彼はスマホを取り出すと私にQRコードを見せてくれる。私が読みとると、彼のアイコンが表示された。ラブラドールレトリバーの顔が表示され、笑ったような表情だったのが印象的。私はそのまま彼に返信をした。
【アイコン可愛いですね!】
ピコンと彼のスマホに通知が届いた。私からのメッセージだろう。
「ありがとう。俺の犬で、ボニータっていうんだ。安藤さんのアイコンもいいね」
私のアイコンは空の写真。ぼうっと眺めて、いいなと思うたびについ撮っているのでかなり溜まっている。そのなかでもこの写真は青空に白い雲のコントラストが綺麗で気に入っている。
店を出る前にトイレを借り、お会計をしようとしたらすでに奥山さんが済ませていてくれた。
「いくらですか?」
私がお財布を取り出すと彼は首を振った。
「いいよ、今日は俺が誘ったから。それに初めて一緒に食べたからご馳走させて」
いいのかな、と思ったが彼の様子を見てご馳走になることにした。
私は素直に「ごちそうさまです」と伝えると、彼も「どういたしまして」と言ってくれた。
駅までの道のり、彼は私の歩くスピードに合わせてくれた。行きとは違い、周りの目を気にせず会話を楽しめた。彼の表情は隠された前髪で窺い知ることはできないが、そんなことは気にならないくらいに彼の話は楽しかった。
私が断りやすいように伝えてきてくれる彼の言葉に私は気持ちが弾むのがわかった。
「私もそうしたいです。ふたりで食べたらいつもより美味しかったです。もちろんここの味もあるんですけど」
「良かった。じゃ、連絡先を交換しよう」
彼はスマホを取り出すと私にQRコードを見せてくれる。私が読みとると、彼のアイコンが表示された。ラブラドールレトリバーの顔が表示され、笑ったような表情だったのが印象的。私はそのまま彼に返信をした。
【アイコン可愛いですね!】
ピコンと彼のスマホに通知が届いた。私からのメッセージだろう。
「ありがとう。俺の犬で、ボニータっていうんだ。安藤さんのアイコンもいいね」
私のアイコンは空の写真。ぼうっと眺めて、いいなと思うたびについ撮っているのでかなり溜まっている。そのなかでもこの写真は青空に白い雲のコントラストが綺麗で気に入っている。
店を出る前にトイレを借り、お会計をしようとしたらすでに奥山さんが済ませていてくれた。
「いくらですか?」
私がお財布を取り出すと彼は首を振った。
「いいよ、今日は俺が誘ったから。それに初めて一緒に食べたからご馳走させて」
いいのかな、と思ったが彼の様子を見てご馳走になることにした。
私は素直に「ごちそうさまです」と伝えると、彼も「どういたしまして」と言ってくれた。
駅までの道のり、彼は私の歩くスピードに合わせてくれた。行きとは違い、周りの目を気にせず会話を楽しめた。彼の表情は隠された前髪で窺い知ることはできないが、そんなことは気にならないくらいに彼の話は楽しかった。