社内捜査は秘密と恋の二人三脚
それなら、周囲から話を聞いた方がいいだろうと思った。
文也さんは彼をよく知っているようだったし、重要な話をするときにあの店を使っているのはわかったので、彼に聞くのがいいだろうと結論づけた。
あの話を聞いて三日後。丁度、あれから一週間。金曜日だった。
店はとても混んでいた。いつも別室に通されていたから、店の中をよく見たことがなかった。
「……こんばんは」
「あれ?えっと……」
「あ、北村です。この間はお世話になりました。これ差し入れです。良かったら……」
「あ、なに?あー、リンゴだ。こんなにたくさんいいの?」