社内捜査は秘密と恋の二人三脚

「秘書?そうか、だからひとりで出入りしてるんだな」

「あの?営業部の方ですよね?」

「あ、ああ、そうだな。君は何を探しているんだ?」

「私は会計部のものです。すいません、時間がないので電気付けてきます」

「あ、ああ」

「秘書?秘書って簡単にここへ入れるんだね」

 隣の女性が小さい声で話している。電気の場所も知らない人達。まるで不審者じゃん。電気を付けると、勇気を出して戻ってきた。

「あの。失礼ですが、どこのどなたでしょうか?」

 明るくなったので、よく見てみると、ん?

「やだ、北村さんだったの?ごめん気付かなかった」
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