社内捜査は秘密と恋の二人三脚

 私は、目をそらし顔を下げた。そして、見つめない代わりに、もう一度彼にしがみついた。

 すると、彼がため息をついて私の顎を持ち上げた。そして、私の目をじっと見つめた。

 影が覆い被さり、彼の唇が私の唇を優しく塞いだ。彼のミントの香りが私を包んだ。

「……っん」

 彼は私の声を聞くと、ビクッとして唇を離すと呟いた。

「……ごめん」

「……う、ううん」

 彼は黙って私を放すと、言った。
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