スカイ・ネイル

「うーん、惜しいね。でも凄い上達ぶりだよ。ちょっと羨ましいな」

「いえ、そんな」

以前レグさんが言っていた魔力と体力は連動している。
この言葉の意味がわかってきた気がするわ。
初めて魔法を習った時に比べると少し息が上がってくる。
きっとこれがそういうことなんだろう。

でも私が今使っているのはまだ初級の呪文。
完全にコントロール出来るようになって、上級の魔法を使えるようになった時にはもっと疲労を感じるようになるのかしら。

「ん、どうしたの?少し休もうか」

的を見つめたままぼーっとしてしまっていた私にレグさんは心配そうに声をかけた。

「ごめんなさい、大丈夫です。あの、一つ聞いてもいいでしょうか」

私より背の高いレグさんは膝を屈めて目線を合わせると優しい表情のまま、どうしたの?と再び問う。

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