スカイ・ネイル
「やってみせることはできないけど、呪文くらいなら教えてもいいかな。君はレクアさんのお孫さんだったよね」
「は、はい。そうです」
「それならきっと直ぐに習得できるよ。彼女は治癒魔法を一番得意としていたみたいだから」
その言葉を聞いてなんだか嬉しい気持ちと、おばあちゃんのようになれるかもしれないという好奇心が入り混じる。
「治癒魔法は、彼のためかな?」
「あ、えと」
返答に困っていると小さな子を見るかのようにレグはにこにこと笑っている。
なんでだろう。
どこかふわふわとした空気をまとっていて、それなのにこう言う場では落ち着いている彼は全てを受け止めてくれるような気がした。
レグさんになら、話してもいいだろうか。