断罪ざまぁも冴えない王子もお断り!~せっかく公爵令嬢に生まれ変わったので、自分好みのイケメン見つけて幸せ目指すことにしました~
その放課後、取り巻き令嬢たちと学園の庭でティータイム。
今日未希はいないけど、今残ってる取り巻きたちはみんないい子ばっかり。何の問題もなく平和そのもので。
小春日和な感じでポカポカ陽気が心地いいな。試験で魔力を使ったからか、なんだかウトウトしちゃって眠気が抑えられないや。
「あら、ハナコ様、眠っていらっしゃるわ」
「今日の試験でお疲れになったのね」
「そうね。このままそっとしておいてさしあげましょう」
小声で会話しながら、取り巻き令嬢が静かに微笑みあっている。
なんかまだ起きてるよって言い出しにくい雰囲気なんですけど。
「ハナコ様、最近変わられましたわよね」
「あなたもそうお思いになる? わたくしも以前よりおやさしくなられたなって」
「というより、元々お持ちだった令嬢の誇りに、慈愛が加わってさらに強くなられたような……」
ちょっと、むずがゆいこと言わないでっ。
でもいい人キャンペーン、地道に続けた結果が順調に芽を出してるな。わたしに聞こえてないと思ってる分だけ、この会話はウソ偽りのない本音だろうし。
「それにしても寝姿もお美しくていらっしゃいますこと」
「本当に。まるで地に降り立った女神のようですわ」
やだ、もっと言って!
じゃなくて、ますます起きづらくなっちゃった。
今日未希はいないけど、今残ってる取り巻きたちはみんないい子ばっかり。何の問題もなく平和そのもので。
小春日和な感じでポカポカ陽気が心地いいな。試験で魔力を使ったからか、なんだかウトウトしちゃって眠気が抑えられないや。
「あら、ハナコ様、眠っていらっしゃるわ」
「今日の試験でお疲れになったのね」
「そうね。このままそっとしておいてさしあげましょう」
小声で会話しながら、取り巻き令嬢が静かに微笑みあっている。
なんかまだ起きてるよって言い出しにくい雰囲気なんですけど。
「ハナコ様、最近変わられましたわよね」
「あなたもそうお思いになる? わたくしも以前よりおやさしくなられたなって」
「というより、元々お持ちだった令嬢の誇りに、慈愛が加わってさらに強くなられたような……」
ちょっと、むずがゆいこと言わないでっ。
でもいい人キャンペーン、地道に続けた結果が順調に芽を出してるな。わたしに聞こえてないと思ってる分だけ、この会話はウソ偽りのない本音だろうし。
「それにしても寝姿もお美しくていらっしゃいますこと」
「本当に。まるで地に降り立った女神のようですわ」
やだ、もっと言って!
じゃなくて、ますます起きづらくなっちゃった。