断罪ざまぁも冴えない王子もお断り!~せっかく公爵令嬢に生まれ変わったので、自分好みのイケメン見つけて幸せ目指すことにしました~
「おい、シュン。人の弟になんてことしてくれてるんだ?」
「ロレンツォ、なぜ卒業したお前がここに……」
「なぜって、弟の入学式だ。父兄として出席して何が悪い」
う、そう言われると、わたしは何も言えないではないか。
「時にハナコ、夏あたりに一度どうだ?」
「どう、と申しますと?」
「留学に決まっているだろう。イタリーノの夏はいいぞ? 開放的なバカンスを約束する」
「まぁ、ぜひ! わたくし短期でも留学したいですわ!」
「ななななにぃ! そんなことは絶対に駄目だっ」
イタリーノと言えばナンパ野郎の温床だ。
そんなところに夏で開放的になったハナコを送りだしたら、ご馳走を野獣の群れに放り込むようなものではないかっ。
「あら、シュン様。わたくし昨年の勝負で勝ちましたわよね? お約束は守ってくださらないと」
「そうだぞ、シュン。お前にハナコを縛る権利はないはずだ」
あああっ、これもかれも、卒業が見送られて婚約者指名ができなかった弊害だっ。
いやしかし、ハナコはわたしを庇って大怪我を負ったのだ。
そこを責めるなど、わたしもどうかしているぞっ。
「ハナコ様ぁ、いいからユイナと早く行きましょうよ♡」
「ハナコ、その前に菓子食うか?」
「かっかっか、ハナコ嬢、入学式が終わったらわしとお茶ですぞ?」
「ハナコお姉様ぁ、抱っこぉ」
「ハナコ、なんなら今からイタリーノに行かないか?」
ぬをぉおおっ、どいつもこいつもハナコハナコと馴れ馴れしく呼びおって!
ハナコはわたしだけのハナコなのだ!
それなのに、ハナコを手に入れるまであと一年も待たねばならないなどと、今から先が思いやられるではないかっ。
「ロレンツォ、なぜ卒業したお前がここに……」
「なぜって、弟の入学式だ。父兄として出席して何が悪い」
う、そう言われると、わたしは何も言えないではないか。
「時にハナコ、夏あたりに一度どうだ?」
「どう、と申しますと?」
「留学に決まっているだろう。イタリーノの夏はいいぞ? 開放的なバカンスを約束する」
「まぁ、ぜひ! わたくし短期でも留学したいですわ!」
「ななななにぃ! そんなことは絶対に駄目だっ」
イタリーノと言えばナンパ野郎の温床だ。
そんなところに夏で開放的になったハナコを送りだしたら、ご馳走を野獣の群れに放り込むようなものではないかっ。
「あら、シュン様。わたくし昨年の勝負で勝ちましたわよね? お約束は守ってくださらないと」
「そうだぞ、シュン。お前にハナコを縛る権利はないはずだ」
あああっ、これもかれも、卒業が見送られて婚約者指名ができなかった弊害だっ。
いやしかし、ハナコはわたしを庇って大怪我を負ったのだ。
そこを責めるなど、わたしもどうかしているぞっ。
「ハナコ様ぁ、いいからユイナと早く行きましょうよ♡」
「ハナコ、その前に菓子食うか?」
「かっかっか、ハナコ嬢、入学式が終わったらわしとお茶ですぞ?」
「ハナコお姉様ぁ、抱っこぉ」
「ハナコ、なんなら今からイタリーノに行かないか?」
ぬをぉおおっ、どいつもこいつもハナコハナコと馴れ馴れしく呼びおって!
ハナコはわたしだけのハナコなのだ!
それなのに、ハナコを手に入れるまであと一年も待たねばならないなどと、今から先が思いやられるではないかっ。