【書籍&コミカライズ作品】悪役令嬢に転生した母は子育て改革をいたします~結婚はうんざりなので王太子殿下は聖女様に差し上げますね~【第三部完結】
私が声を上げると、皆が湖に向かって駆けて行ったのだった。
外の気温は高いけれど、水は冷たくて気持ちいい!!
生き返るようだわ~~この世界には水着はないので水中に浸るわけにはいかないけれど、足だけでも浸けていると体温が下がっていってる感じがする。
ソフィアは近くで遊んでいた子供たちと遊び始め、水をかけ合っていた。
ラスも仲間に入っている姿を見ると、年齢は分からないけれど彼もまだ子供なんだなと思ってしまう。
イザベルは真剣な表情で、珍しい貝を探して集めている。
私はヴィルとマリアと波打ち際で砂の城作りに勤しむ……ていうかヴィルの手先が器用なのか、城の造形が素晴らしくなっていくんですけど?!
「ねぇ、こういうのやった事あるの?」
「いや、初めてだ」
「そうよね……それにしては凄すぎない?」
王太子が砂遊びしているところなんて思い浮かばないから、初めての経験なのだろうと思っていたのに、達人みたいな造りの砂の城を作ってしまい、周りの注目を一気に集めてしまっている。
「ねぇ、見て!私の傑作を!!」
マリアに声をかけられたので目を向けると、ちんまりとした可愛らしい城が作られていたので思わずふき出してしまう。
「すっごく可愛いお城……ふふふっ」
「これはまた……奇妙な城ですね」