凍てつく乙女と死神公爵の不器用な結婚 〜初恋からはじめませんか?〜
王妃は「そう」と短く呟いてから、改めてルーリアに視線を留めた。
「体が弱いとは聞いていたけれど、こうして社交界デビューできたということは、もう大丈夫なのかしら」
「前よりは幾分良くなりましたが、なかなか」
ルーリアへの問いかけの返答がディベルから返ってきたため、王妃はほんの一瞬真顔になりつつも、そのままルーリアへと話しかけ続けた。
「ルーリア、今度お茶会に招待するから、ジェナと一緒に参加してちょうだい」
「……承知いたしました」
物言いたげなディベルと目が合い躊躇いも生まれるが、王妃の誘いを断るなどできるはずなく、ルーリアは深々と頭を下げた。
「そのドレスにネックレスも、よく似合っているわね」
「あっ、ありがとうございます」
「そうだわ。疲労回復の効果があるとされるグラッツのパイとジュースを召し上がっていって。特別に、私好みの味にしてもらっているの。絶対食べて行ってね」
「は、はい」
矢継ぎ早に言葉を並べられ戸惑っているルーリアへ王妃は小さく笑いかけ、続けてゆっくりと視線をアメリアへ移動させる。
「体が弱いとは聞いていたけれど、こうして社交界デビューできたということは、もう大丈夫なのかしら」
「前よりは幾分良くなりましたが、なかなか」
ルーリアへの問いかけの返答がディベルから返ってきたため、王妃はほんの一瞬真顔になりつつも、そのままルーリアへと話しかけ続けた。
「ルーリア、今度お茶会に招待するから、ジェナと一緒に参加してちょうだい」
「……承知いたしました」
物言いたげなディベルと目が合い躊躇いも生まれるが、王妃の誘いを断るなどできるはずなく、ルーリアは深々と頭を下げた。
「そのドレスにネックレスも、よく似合っているわね」
「あっ、ありがとうございます」
「そうだわ。疲労回復の効果があるとされるグラッツのパイとジュースを召し上がっていって。特別に、私好みの味にしてもらっているの。絶対食べて行ってね」
「は、はい」
矢継ぎ早に言葉を並べられ戸惑っているルーリアへ王妃は小さく笑いかけ、続けてゆっくりと視線をアメリアへ移動させる。