パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~
 私にとってはとても助かった気がする。彼と一緒にいたくないわけではないが、やっぱりまだ戸惑いも大きい。

 弥生が一緒ならば、母親としての自分でいられるので気にはならなかった。

 でも……。

「任せてもいい? 片付け」

「もちろんです」

「あるものは好きに使って」
 ポンと弥生にするように、私の頭を軽くたたくと、彼は優しい微笑みを浮かべた後、リビングを出て行った。

「心臓に悪い……」
 ただそれだけの行為に、私の心臓はうるさいぐらいに早くなっていた。彼を見ていただけの時よりもドキドキしてしまった自分を戒める。

 私は大きく息を吐いた後、食材を冷蔵庫に入れ始めた。
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