パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~
「おいしいです」
実の父のが創ったものにと思ったが、素直に言葉が零れ落ちた。
「ああ、本当にうまい」
恭弥さんたちもそれを食べると、頷いてくれた。
「弥生ちゃんにもあるのよ」
それはかわいらしい瓶に詰められた、ボーロで弥生は嬉しそうに口に運ぶ。
「この生菓子ね、ふたりの結婚式の引き出物で出したらどうかと思って」
「え?」
今回の披露宴はMATUMAEグループのとして行われ、会社の人たちはもちろん、財政会で力を持つ人たちもくることになっている。
そんな場で、小さな和菓子屋の菓子などを。そんな私の気持ちがわかったようで、恭弥さんが私の手を握った。
「皆様に食べていただこう」
「恭弥さん……」