海が凪いだら迎えに来てね〜元カレ海上保安官に極秘出産が見つかるまでの軌跡〜



凪砂はジッと私を見つめたまま、付き合っていた頃よくやってくれたように、そっと私の髪を撫でるように触れる。



「そんな当たり前のこと今更聞くな。萩花が産んだ子どもは、父親が誰であろうと俺の子どもなんだよ。その他なんて許さねぇ。もし結婚してても離婚させてた。」



っと、想像を上回るぶっ飛び発言に何も言えなくなった。

──…いや、自己中すぎない?



「っな、なにそれっ?!別れた後に私だって、他に好きな人が出来る可能性だってあるじゃんっ?!何でそんなに自信満々なのっ!」


少しムキになって声を荒らげた私に、凪砂は優しく笑いかけると、



「お前が俺以外の奴を好きになるなんて有り得ねぇだろ。ずっと昔からお前を見てきたから分かるんだよ。お前は俺以外の奴を好きになるはずがない。」




口角をあげて笑う凪砂がカッコよすぎて、これはもう完全に私の負けだと諦める。



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