海が凪いだら迎えに来てね〜元カレ海上保安官に極秘出産が見つかるまでの軌跡〜


「お前、その男から養育費とか受け取ってんのか?もしそうなら今すぐ辞めさせろ。そんな男と今後一切関わりを持つな。なんなら俺が話をつけてやってもいい。連絡先を残してるなら今すぐ消せ。」



凪砂はちょっと怒ったように、私を軽く睨みながらそんなことを言ってくるけど、、




「あ、あの・・・私もう喋ってもいいの?」



話すことを禁じられていてずっと黙っていたけど、色々言いたいことがありすぎて遂に口を割ってしまった。




凪砂は一瞬キョトンとした顔をして、すぐにまたムッとした表情を作る。




「いいに決まってんだろ、察しろ。」



なんて、そんな難しい難題を突きつけられてムカついたが…そんなことより言いたいことがある。




「凪砂…セナが他人の子でも愛してくれるの?子ども育てるって本当に大変だよ。私この一年半、自分の全部注いで育てたつもりだけど、それでも正解なんて分からないし、今でも日々手探りでいっぱいいっぱいだよ。」



この際洋平がついてくれた嘘を利用しようと考えた私は、凪砂を試すようなことを言う。



「自分の子じゃないセナのこと・・・凪砂は本当に大事にしてくれる?途中で辞める、、なんて出来ないんだよっ?」



厳しいことを言うようだけど、この一年半・・・本当に、本当に大変だった。正確に言うと、妊婦の頃からずっと毎日大変で、あっという間に一日が過ぎた。



こういう事を、もし他人の子どもでも凪砂は受け入れてくれると本気で思っているのか知りたくなった。


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