海が凪いだら迎えに来てね〜元カレ海上保安官に極秘出産が見つかるまでの軌跡〜
「つか、お前見た瞬間察したわっ!あぁ〜・・・そういう事かって・・・優香の命日に萩花が来ねぇなんて有り得ねぇし、仕事なんて絶対嘘だと思ってたからさ・・・ずっと腑に落ちてなかったんだよ」
洋平はそう言って笑うと、
「でもまぁこれで納得っ・・・要は凪砂に会いたくねぇ訳じゃなくて、"会えねぇ"ってことだろ?」
っと続けて、ポンっと私の頭に手を乗せた。
「──…お前、バカだな」
そう言ってたニカッと笑う洋平を見て、ブワッと涙が溢れた。
「っは、ちょ・・・なにお前?!怖い怖いっ、急に泣くなよっ!どっか痛いっ?!っえ、病院行くっ?」
分かりやすく動揺した洋平は、傍にあったナフキンを大量に手に取り、私の顔面に押し付けてくる。
その異常行動をみたお店のスタッフが近づいてきて、、
「お客さま、どうされましたかっ?!大丈夫ですかっ?!救急車呼びますっ?!」
っと、思ってもみなかった展開に、慌ててそれを阻止する。
既にお店を出ようとしている洋平の手をグッと掴んで、落ち着けっ!っと念を送るように睨みつける。