海が凪いだら迎えに来てね〜元カレ海上保安官に極秘出産が見つかるまでの軌跡〜
「っえ・・・待って、洋平・・・私が凪砂に会いたくない理由、、何だと思ったの?」
さっき、納得したとか言ってたけど・・・
「え?それは子どもが出来たことで、お前らの中で何か変わって、喧嘩したか一時的に別れたのか、、それが気まづくて会えねぇのかなって・・・ほら、凪砂って基本海の上にいるし、妊婦のお前放って仕事してるから・・・そういうので喧嘩したのかなって・・・」
おそらく洋平は、妊婦の私が情緒不安定で凪砂と喧嘩別れしたと思ってるっと言いたいのだろう。
「でもそんな前から別れてるって・・・まさかお前に子ども居ること、アイツ知らねぇんじゃ・・・」
洋平はそう口にすると、ハッと息を飲んで持っていたフォークを手から落とした。
「お、お前・・・そうなのっ!?別れたあとで妊娠が分かったから、まさか・・・凪砂と連絡すら取ってねえとか・・・?」
やっと正解に辿り着いた洋平に、長かったなぁ〜・・・と思いながら、素直に頷いて答える。
「っえ、じゃあ俺・・・すげぇ余計なことしたよなっ・・・グループトーク動かして、萩花んちで集まろうなんて言って・・・っうわぁ、ごめんっ・・マジで悪かったっ!」
頭をテーブルにつけて謝りだした洋平に、周りにいたお客さんがざわつき始める。
「ちょ、ちょっと洋平やめてよっ!知らなかったんだから、洋平が悪いことなんてひとつも無いからっ!」
慌ててフォローした私に、顔をあげた洋平は、哀しそうに瞳を揺らしている。