海が凪いだら迎えに来てね〜元カレ海上保安官に極秘出産が見つかるまでの軌跡〜
それから、少しずつ食べられるようになり、体重も落ちること無く次の検診でも大丈夫と言われ、妊娠10ヶ月に差し掛かった頃に私は産休に入らせてもらった。
寝室には洋平が組み立ててくれたベビーベッドが置かれ、その近くにはベビーモニターもつけてもらい、リビングにもオムツを変えるスペースや、子ども向けのマットを敷いたり、、
出産に向けての準備も、その後の生活の準備も大分揃ってきていて、本当にあとは産むだけっ!っという感じになっていた。
出産予定日は11月1日
心配性の洋平は、その前後一週間有給を使って休むという、なんとも信じ難い行動を取ってくれた。
新婚旅行にでも行くのかと、会社の上司に言われたらしいが、身内の出産だと言うと複雑な事情があるのかと同情されたらしく、あっさり承諾を貰えたらしい。
そんなことを私にバカ正直に言ってくるところが洋平らしいけど、心の底ではいつ陣痛が起こっても洋平を呼べるということに、とても安心していた。
─…しかし
出産とはマニュアルや、本の通りにはいかないものらしく、38週に入ってすぐ、予定日より2週間も早くに陣痛が来てしまった。