海が凪いだら迎えに来てね〜元カレ海上保安官に極秘出産が見つかるまでの軌跡〜
【⠀本当に大変なのは産んだ後⠀】
妊娠中に、SNSのママ友コミュニティで見かけたその書き込みの意味を、産んでから理解した。
新生児のうちは、授乳の間隔が短く、泣いては飲ませ、泣いては飲ませ、、みたいな生活が続き、まとまった睡眠なんてほとんど取れていなかった。
食事も偏ったものばかり摂るようになってしまい、そのせいで母乳を蓄えるおっぱいが炎症を起こしてしまい、【乳腺炎】という病に何度かかかってしまったこともあった。
乳腺炎になると、インフルエンザほどの高熱が出て、とにかくめちゃくちゃ体調不良になる。それでも授乳して飲んで貰わないと、一向に良くならないため、意識が朦朧とするなか瀬凪に母乳を与えていた。
そんな目まぐるしい日々を過ごして、半年が過ぎた頃・・・私は職場復帰することになり、瀬凪を近くの保育園に預けることになった。
「お前、マジで瀬凪のこと預けんの?こんな可愛いのに、まだ生後半年なのにっ・・・保育園預けんのっ?!」
未だ瀬凪を抱いていない洋平は、そっと瀬凪の手を握りながら私を軽く睨みつけながらそんなことを言ってくる。
洋平は瀬凪が生まれてから、瀬凪の顔を見ては、すぐ帰っていくという謎の習慣が身についたみたいで、よくウチに遊びに来る。
「仕方ないじゃん・・・シングルだと育休のお金だけで暮らしていくのは正直苦しい。」
働いていた時の貯金もあるけど、出来るだけそれは使わずに生計を立てたい。